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ひとりごと⑥ (機知)

雨が降らないと思えば局地的な豪雨になり、「観測史上・・・」という言葉を

よく耳にしたこの夏、大きな被害をもたらした台風18号が過ぎ去り、肌に感じる風が

少しづつ秋に近づいてきたように思います。

3カ月に一度のペースで「ひとりごと」と題して、ブログ管理者である私個人が日々心がけて

思っている事や言葉などを書いておりますが、今回は『機知』について書きたいと思います。

 

機知とは、“その場に応じて適切な応対や発言が出来る才能”という意味です。

真偽の程は定かではありませんが、「三杯の茶(三献茶)」という有名な逸話があります。

 

鷹狩りの帰りに喉が渇いた秀吉が、近くの寺に立ち寄りお茶を所望しました。

そのお茶を用意し応対したのが当時、寺の小姓だった佐吉少年でした。

1杯目は、たいそう喉が渇いているだろうから、大きな器にぬるめのお茶をたっぷりと。

2杯目は、少し喉の渇きが和らいだだろうと、先ほどよりも小さい器にやや熱めのお茶を。

3杯目は、喉の渇きも無くなっただろうと、お茶が味わえるように小さな器に熱いお茶を。

相手の様子や心を察した細やかな応対に感じ入った秀吉は、小姓を気に入り家来にしました。

その小姓こそ、終世豊臣家に仕えた、石田三成です。

日頃から心がけて人に相対していないと、失敗する事の方が多く咄嗟に出ない行動です。

 

機知のひらめきもなく頭を抱えながら何かイイ方法はないかと、数字に向かう毎日。

右を向いても左を向いても「コスト削減!! 経費節減!!」というこのご時世・・・。

先日社内の会議の中で、本当の意味でのコスト削減とは

「お客様自身のコストを下げるには、どうするべきかを考えることだ」と教えて頂きました。

利己的な事ばかり考えず、先ず相手(お客様)の立場になって考えるところに

コスト削減の突破口があるのかもしれません!!  うん、なるほど!!